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誤診から学ぶ(2)盗汗

20代の頃の体験です。
梅雨明けの頃、ふとした風邪がなかなか治らなくて、毎晩のように蒸々と寝汗が出て下着も通るほどでした。
夜だけでなく日中も少しずつ自汗があったかと思います。
ために体力の消耗は激しく、食欲はなく、立ち上がると眩暈がしました。
寒気は殆ど感じなかったけれど微熱がずーっと続いていたと思います。
病院ではリューマチ熱という診断でした。
即日入院となり、プレドニンを出され飲んだところ、その良く効くこと、即効性で一服で微熱がスッキリと取れ、その晩からもう寝汗は止まり、翌日には全快のように食欲も出て、入院しているのが恥ずかしいほどになりました。
それから3週間後に退院しました。
こんな事を思い出したのは、次の症例を読んだからです。
もしかしたらあれは湿熱盗汗だったかも知れないと思ったからです。

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歯ぎしりと漢方

知一庵さんの《難経鉄鑑》の《黄帝八十一難経》解説に次のような記載があります。
また睡眠中に咬牙〔歯ぎしり〕する人もいます、小児に多い現象です。人が眠っているときには上部の気が降り下部の気が升ります。もし飲食癖積〔停滞〕等によってその升降が妨げられると、逆気が胸中を満たし歯ぎしりをして争うことになります。下部の気は腎の気であり上部の気は肺の気であり、
最近この悩みについての相談を受けましたので一端を記しておきます。
中医学では歯ぎしりを"噛歯","磨牙","咬牙"などと云います。
孟潁舟 中医師は経方治噛歯験案を2例報告しておられます。

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徐脈

私の妹がまだ若い時に徐脈となり、一分間に40回程しか脈動がしなくなりました。
その時に相談を受けたのですが、未熟な私には何も良い知恵がありませんでした。
そこで専門医の勧めから心臓にペースメーカーを入れる手術をして日常を過ごしました。
この頃になってやっと幾らかの情報に触れる事ができたので以下に記しておきます。

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誤診から学ぶ(1)感冒

病者某某,男,成人,漁民。
患者は生来 身体壮健だったが,ある年の夏の一日,昼飯を食べ終わってすぐに,まだ体の汗が引っ込まない内に魚を捕りに水中へ入った。
家へ帰っても,汗の出はますます多くなった。
此のとき以后は夏冬を問わず,また昼夜を分たずいつも自汗が出るようになった。
曽って多くの方の診治を経て,衛陽不固と辨証されて玉屏風散加竜骨、牡蛎、麻黄根等の止汗薬物を用い,その后 桂枝湯加黄耆も用いて,みな服薬時には効果があったが,しばらくすると又再発した。

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