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去滓再煎法について

『わかる・使える漢方方剤学 (経方篇1)』小金井信宏著 の半夏瀉心湯の解説に、"去滓再煎"によって和胃作用を助長している、とあります。
これは《傷寒論》半夏瀉心湯の「右七味.以水一斗.煮取六升.去滓.再煎取三升.温服一升.日三服.」のことです。
そこで調べてみました。
なるほど《傷寒論》の中薬煎服法のひとつに“煮后去滓再煎”というのがあります。
すなわち煎じが終わってから薬渣を濾過で取り除いた後、再び濾液を加熱して濃縮する方法です。
《傷寒論》の中でこの方法を取っているのは次の7つの処方です。
半夏瀉心湯、生姜瀉心湯、甘草瀉心湯、旋覆代赭湯(この4処方は和解中焦・半上半下の枢機をつかさどる);小柴胡湯、大柴胡湯、柴胡桂枝干姜湯(この3処方は和解半表半裏・少陽の枢機をつかさどる)みな和解剤です。
和解剤には組方用薬上で共通点があります。
どれにもみな寒熱并用、攻補兼施により、和枢機・解鬱結の効果を上げようとしていることです。
再煎法は「和解と調和」の目的のための大切な手段な訳です。
※今までにこれを問題にした人はありませんが、きっと何かが科学的に証明される日が来ることと思います。

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