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足の甲の腫れ

慢性腎炎に使う三処方」2013.07.13 の記事で
> 88歳の婦人が最近足の甲が腫れて気持ちが悪いと相談してきた。
> 腎陰虚の体質と考えて六味丸をと思ったが、もっと根拠のあるものを探してみることにしました。
そこで用いたのが、方剤1:六五地黄湯(干地黄・桑椹子8 牡丹皮・沢瀉3 山薬・枸杞子・女貞子7 山萸肉・白茯苓・車前子・地膚子5)48 でしたが期待したほどの効果は出ませんでした。
あれから3年経った今になって気が付いた。何だもっといいのがあるじゃないか。
麦門冬と水腫」に書いていた。

『医級』に味麦地黄丸(八仙長寿丸)という処方があります。
六味丸に麦門冬・五味子を加えたものです。
功能は、滋腎養肺。
主治は、肺腎陰虧による潮熱盗汗,咽干,眩暈耳鳴,腰膝酸軟など。
ところが《辨証録》にはこの処方が「腎水が衰え,手足が尽く脹れ,腹も腫れて鼓の如く,面目は赤く且つ浮腫み,皮膚へと水が流れ,小便は閉渋して,気喘のため臥すこと能わざるを治す。」となっています。

そして臌脹門には“腎虚によって火動が起こり,肺が虚して皮膚への水流となる。腎水を補えば火は自ら静まり,肺陰を補えば水は自ら通ずる”
これより麦門冬が肺という上源を滋せば、下源の腎水が萌えて気化が起こり小水が通る事が分かる。
さらには、腹水(臌脹)に補気建中湯をという説もありますが、味麦地黄湯の方がより良い場合もあると思われます。

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