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胡麻仁の作用

消風散(陳実功《外科正宗》)の中に含まれている胡麻仁について、これが何故必要なのかとかねてから疑問に思っていました。
胡麻仁といえば通常は肝腎肺経の補益滋潤の品で潤肺除燥の作用があると云われています。
それが何故 湿熱証型の消風散に入っているか?
その説明として「麻は木穀なり、故に肝に入り、風(肝腎陰虧血燥の風)を治す」。
だから血燥に対するものとして加えられているというのが通説です。
この度は『中医治法与方剤』(陳潮祖)を読んでいて、消風散の所に「古人は胡麻仁には“逐風湿”の作用があると云っているゆえ血燥を対象にしているのではない」とあります。
日華子本草》:補中益気,養五蔵,治労気、産后羸困,耐寒暑,止心驚。逐風湿気、游風、頭風。
消風散の構成から見ても「風疹掻痒抓破後、滲出水液」があると考えられる事からも陳潮祖師が指摘するように、胡麻仁には“逐風湿”の作用があるとするのが妥当ではないかと思ったのです。

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