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胡麻仁の作用2

紫雲膏は「胡麻油100 紫根10 当帰10 蜜蝋38 豚脂2.5」の組成からなっています。
最も多く含まれているのは胡麻油です。
蜜蝋や紫根も重要ですが、胡麻油の意味を忘れてはなりません。
先に「胡麻仁の作用」として“逐風湿気・游風・頭風”の作用があると指摘しましたが、それならば胡麻仁から取れる胡麻油にも同様の作用がなければなりません。
中医百科 油麻仁(胡麻) に、
治浸淫悪瘡:胡麻子生搗敷之。(《普済方》)
治小儿瘰癧:脂麻、連翹等分。為末,頻頻食之。(《簡便単方》)
治丁腫:胡麻(焼灰)、針砂各半両。(《聖済総録》胡麻塗敷方)
治痔瘡風腫作痛:胡麻子煎湯洗之。(《綱目》)
治陰癢生瘡:搗胡麻塗之。(《補缺肘后方》)
治膿潰后瘡不合:炒烏麻令黒,熟搗敷之。(《千金方》)
治蜘蛛咬瘡:油麻研爛敷之。亦治諸虫咬傷。(《経験后方》)
藥性歌括四百味:甘,療腫悪瘡
と列挙してあるのは皆“逐風湿気・游風・頭風”の応用例ではありませんか。
紫雲膏は「胡麻油・紫根・当帰・蜜蝋」のどれもが必要不可欠の有効成分であり、豚脂だけが軟膏基材といえるかも知れません。 (豚脂は軟膏の固さを調節するために入れる)

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