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口がベタベタする

『中薬の配合』丁光迪編著、小金井信宏訳 の中の「脾虚湿勝証」で「湿滞と同時に穢濁があると,口がベタベタし、舌苔濁膩などの症候がみられます。治療には,平胃化濁法を用い,薬は,厚朴・陳皮・霍香・蒼朮・石菖蒲・半夏・茯苓などを,状況に応じて組み合わせて使います。」とあります。
口がベタベタするという苦情は時に聞くことがあります。
それとこの穢濁が関係しているというのは留意しておかなければなりません。
では穢濁(湿濁)とは何のことでしょうか?
調べてみますと「湿濁とは湿気のこと。湿性は重濁粘膩で,病位に停留滞着しやすく,陽気の活動を阻碍する。」
湿濁を解消することを“化濁”(or 分清化濁)という。
清とは水谷精微のこと、化とは排除すること、濁とは糟粕のこと
薬物は芳香化濁薬という。
藿香、佩蘭、砂仁、石菖蒲 など芳香性のものが使われます。
例えば、芳香化湿湯《朱仁康臨床経験集》(藿香・佩蘭・蒼朮・陳皮・茯苓・沢瀉・白鮮皮・地膚子4)32 というのがあり、亜急性湿疹,銭幣形湿疹,慢性湿疹などに応用されています。
かつてアトピーの相談を受けたことがあり、この口ベタベタと下痢がありまして、今思えばこの処方などが適方ではなかったかと反省しています。

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