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経方雑談 1桂枝湯

藤田康介さんのツィッターで紹介された708冊の中医学(中国伝統医学)の古典文献検索ができるサイトから面白いのを見つけました。
経方雑談  作者:現代 · 黄煌
桂枝、芍薬の等量と,姜棗甘草を微火にて煮る;解肌発表して営衛を調えれば,中風の表虚は自ずから汗が出る。
       桂枝湯は古代の補益剤である。是れは寒冷、饑餓、極度疲労、精神緊張を経過した后で,患者が自汗、心悸、腹痛、脈弱等を出現した情況下で,均しく使用が出来る。
張仲景の時代は兵馬荒乱の年代で,戦場から帰って来た兵士や,命からがら逃れてきた疲れた難民には,桂枝湯が最適だった。
大量の出汗を経過し,已に何日間も正常な食事と休息が無く,一日中極度の驚恐の中に在り,いわば風餐露宿と、饑寒交迫で,人々は憔悴し,消痩していた。
強烈な驚恐から心は動悸し、烘熱を発し,饑餓からは干嘔したり、腹部がしくしくと隠痛を発したり,反復する出汗から全身肌肉は酸痛させられ,寒冷刺激からは又鼻流清涕や、関節痛や、悪風に見舞われた。
これはまさに桂枝湯の証である。
桂枝湯の薬物はみな食物性の中薬である。
甘草、生姜、大棗、桂枝、芍薬は,あたかも今日の酸辣湯である。
先ず一碗を喝し,然る后に熱気騰騰たる糜粥を喝し,布団を被って,ぐっすり睡る……。
病人は自然と微微に出汗を得,醒めた后には,多くの症状は必ずや減軽しているだろう。
これが桂枝湯の魅力である。
桂枝湯は発汗剤ではない,病人が服薬后に出す汗は,個体の各種調節機能が恢復した標志であり,中医的に云えば,熱粥の“穀物の気”が患者の“胃気”に加わり交融した結果である,是れは“営衛の気が和諧した”結果であり,体内の陰陽平衡の結果である。

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