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蠲痺湯《楊氏家蔵方》

時あたかも「健康食品「ウコン」(ターメリック)には薬効はないことが判明」という論文が出ていますが、癌やアルツハイマー病で試すことからして間違っていませんか?
中医学では上半身の風湿痺(神経痛)の治療にしか使いませんよ。
[組成]
 羌活・防風・姜黄(ウコン)・赤芍・当帰(酒浸一宿)・黄芪9 甘草3
[主治]
1.風湿が相い搏ち,身体が煩疼し,項臂が痛重し,挙動が艱難となる。
2,手足が冷痺し,腰腿が沈重となり,手足に力が入らない。
[証析]
此の証の病因は風寒湿の三気の雑感からなり,病位は経絡にあり,病性は寒に偏よる。
この経絡湿痺は,血鬱気滞による病機である。
風寒が肢体を侵犯し,津凝して湿となり,血運は不利となり,筋脈が邪を受けて,攣急して項背疼重を呈すか,或いは四肢湿痺で手足無力を呈する。
[病機]
湿痺が経絡にあり,血凝気滞となる。
[治法]
祛風勝湿,活血通絡法。
[方義]
此の証を治療する,法は祛風泄邪,活血通絡すべし。
方用の羌活、防風は祛風勝湿,邪を表へ逐い出し,気機を宣通する;当帰、姜黄、赤芍は活血通絡し,其の血痺を宣通する。
姜黄は特によく肩臂の疼痛を治療し,血行を暢べ経絡を通す, 経絡が通れば疼痛は解ける。
方名の蠲痺とは,実に閉塞を消除するの意なり。
佐薬の黄芪、甘草は益気固表し,風去りても復た来るのを預防する,実に散風の中に御風の意もある,其の中の甘草は又緩急止痛にもなっている。
《魏氏家蔵方》蠲痺湯は,気弱者の風飲を治すもので,風邪が外に客し,飲湿が内に停まり,風湿が内外に相い搏ち,体倦く舌が麻れ,甚しければ悪風と多汗があり,頭目は昏眩し,遍身不仁となる。
本方に白朮、附子、薏苡仁を加え,温陽散寒、除湿蠲痺の功が更に著しい。
《済生方》蠲痺湯は本方に較べて防風一味が少く,祛風の力量は少し弱い。
[応用]
本方は項臂疼重,挙動艱難を治すのを主とし,下部の腰腿が沈重には,効果は魏氏蠲痺湯より劣る。
    『中医治法與方剤』(陳潮祖)より
※肩周炎、頚椎病、上腕神経炎、書痙症などに応用される。

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