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小青竜湯(《傷寒論》)

[組成] 麻黄・桂枝・芍薬・甘草10 半夏・干姜15 細辛・五味子6
[用法] 水煎,分三次,温服。
[主治] 肺が宣降を失い,寒飲が内停している。
①悪寒と発熱があり,無汗で,咳嗽や気喘があり,痰が多くて それが清稀である,苔は潤滑で,渇せず飲みたくない,脈は浮緊。
②痰飲による喘咳で,平臥不能で,表証の無き者。
③肢体が重いし痛い,肌膚が悉く腫れる者。

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甘麦大棗湯(《金匱要略》)

[組成] 甘草30 小麦30 大棗10枚
[用法] 水煎,分次,温服。連服数剤。
[主治] 婦人の臓躁は,喜悲に傷つき哭かんと欲し,像は神霊の所作の如く,数(しばしば)欠伸(あくび)す。

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止嗽散(《医学心悟》)

[組成] 荊芥・桔梗・紫菀・百部・白前10 陳皮・甘草6
[用法] 水煎服。
[主治] 風邪犯肺,肺失宣降,咳嗽,咯痰不爽,或いは微に有悪寒発熱,苔薄白,脈浮緩。

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玉屏風散(《丹渓心法》)

[組成] 黄芪10 白朮20 防風10
[用法] 水煎,温服。
[主治] 表虚自汗,風邪に感じ易い虚人に。

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桂枝湯の解肌とは

《傷寒論》第16条に云く:“桂枝の本来は解肌なり,若し其の人の脈が浮緊で,発熱して汗が出ていなければ,与えてはいけない”。
桂枝湯の効能は解肌であると説明している。
では解肌とは何ぞや?

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葛根湯(《傷寒論》)

[組成] 葛根40 麻黄・桂枝・白芍・炙甘草10 生姜15 大棗12枚
[用法] 水煎,温服,覆取微汗。
[主治]
1.太陽病,項背強ばり几几,無汗悪風。
2.太陽と陽明合病は,必ず下痢をする。
3.太陽病,無汗なのに小便が反って少ない,気上りて胸を衝き,口噤して語るを得ず,剛痙を作さんと欲す。

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逆伝心包について

『中医治法與方剤』の著者・陳潮祖 老師の説く「心包=大脳皮膜説」は次のようです。
「心包とは心の外包を指すものではなく、脳の外側を包み保護する膜を指している」
「少陽三焦の筋膜とは脳筋・脳膜の延展してきたものであり、手厥陰心包と手少陽三焦は表裏をなす」
ではその根拠は何だろうか?

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半夏厚朴湯(《金匱要略》)

[組成] 半夏・厚朴15 茯苓20 生姜25 蘇葉10g
[用法] 水煎,去渣,分4次服,1日量。
[主治] 気結による津凝が,三焦を阻止し,咽中に物ありて阻むが如く,吐けども出ず,咽めども下らず;或いは胸満喘急し;或いは咳し; 或いは嘔き;或いは胸脇が痛み,苔白膩,脈弦緩,或いは弦滑。

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大量の輸液は

週刊現代 2017年3月18日号 の記事、三浦綾子の「家族を見送るということ」の中に、日野原重明 医師の語る「やってはいけない三つのこと」に 胃瘻・気管切開・過剰な輸液 が挙げられており、「輸液は細胞を溺死させるようなもの、痰は増えるし、苦しませるだけ」という部分があります。
ここを読んだ時、以前に書いた「輸液後の湿証の治療」というのを思い出しました。
そこには「大量の輸液によって脾胃の運化機能が失調し、湿邪が阻滞した事によって栄養分を吸収できず、水湿を内生した」という具体例などが紹介されています。
湿の停滞は、舌の白苔が厚くなっている事から分かりますから素人にも判断が出来ます。

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桑菊飲(《温病条辨》)

[組成] 菊花12 桑葉・連翹・薄荷・桔梗・杏仁9 甘草3 芦根(葦根)15
[用法] 水煎服。
[主治] 風温の初起,咳嗽,身に微熱,口微渇,苔薄白,脈浮数。
[証析] 咳が本方の主証,病位は肺に在る;兼ねて身熱と口渇,病性は熱;咳と微熱、微渇、苔白、脈浮が并見される,病因は風熱犯肺。
風熱犯肺,肺失宣降,鬱結化熱,故に咳嗽、身熱、口渇などの諸症を現す。
[病機] 風熱犯肺,肺失宣降。
[治法] 辛凉解表,宣肺止咳法。
[方義] 温邪犯肺して咳嗽、口渇なら,法は当に辛凉解表,疏散風熱すべし;宣降肺気,調理功能;生津止渇,補充津液。
病因が消除され,肺功が恢復し,津液が無虧なら,諸症は自ら愈える。
本方は辛凉解表の軽剤に属し,風温初起の立法である。
方中の桑葉は清宣肺気,菊花は疏散風熱,二薬は軽清霊動にして,上焦に直走し以って病因を消除する,故に主薬である;配伍の連翹、薄荷は辛凉解表,主薬を助けて宣散風熱;桔梗、杏仁は一宣一降,肺気宣降を恢復する時の定法なり; 微渇は津液が微かに損傷されているから,故に佐薬の芦根(葦根)、甘草は清熱生津,諸薬が合用し,能く辛凉解表,宣肺止咳の功効を呈す。
若し二三日后,気粗くして喘に似れば,是れ気分熱勢が漸盛するもの。
石膏、知母を加えて清泄気熱;舌絳、暮熱,は邪初めて入営の象,水牛角、玄参を加えて清営凉血,仍お原方を用いて清宣肺衛,透熱転気;熱入血分なら,耗血動血を恐れて,直ちに凉血散血のために,宜しく薄荷、葦根を去り、生地黄、牡丹皮、麦冬、玉竹を加えて凉血養陰;熱毒壅肺には,宜しく解毒作用を増強のために,黄芩の類を加えて清熱解毒;口渇津傷すれば,天花粉を加えて生津,これらは温病の衛気営血の伝変規律と加減規律である。
[応用] 本方は温病初起に用いるのみならず,亦"秋燥に感じて咳する者"をも治す。
此れは即ち葉氏の所謂"温は上より受け,燥は上より傷る,理は亦相等しい,均しく是れ肺気受病"の理なり。
故に干咳無痰の燥咳に対しても,亦使用できる。
辛凉解表法の選方2首について:
銀翹散は温病初起を治す代表方である。
解表の方にして清熱解毒の金銀花、連翹が主である,温病は消除病因を最重要とすべき事を提示しているのが,最大特徴である。
桑菊飲は咳が主症で,全方は開宣肺衛を着眼とする。
   『中医治法與方剤』(陳潮祖)より
※麻杏甘石湯は風寒の邪が肺に陥って気分証となったものゆえ温散から離れられず、桑菊飲は温邪が肺を犯しただけで邪はまだ肺衛に止まっているので凉散となる。気分熱勢が漸盛となればここで初めて石膏・知母を加える。

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