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伝染性軟疣

 病位と脈象から病因を推察する
 馮××,男,成。
上肢、躯干、頚項に大量の贅疣ができて2ヶ月以上になる。
医診では伝染性軟疣と。
先ず西薬にて治療すること十数日なるも不効,継いで中薬の薏米粥を服すること1ヶ月以上になるがやはり不効。
細かく其の証を看れば,頚項、前胸、后臂、背部に大量の贅疣が見られ,微かに痒い,贅疣の小さいのは小米ほどで,大きいのは高粱ほどあり,別に苦しくはない,舌苔白く,脈は浮弦緊。
脈証を綜合して考えるに:病は肌表に発し,病位は肌表に在る,前に薏米で無効だったのは,治表の功が足りなかったのだろう。
今脈はまだ弦緊である,弦とは,肝の脈也;緊とは,寒也。
証脈を合参すれば,乃ち少陽の枢機不利,寒湿鬱表である。
治法は和解少陽,散寒除湿となる。
処方:柴胡15 半夏・黄芩・党参・甘草・桂枝・白芍10 生姜3片 大棗5枚 生苡米30
 服薬すること6剤にして,贅疣は全て消失し,愈えた。
    中医临证经验与方法 より
※薏苡仁だけだと効かなかったが柴胡桂枝湯と合わせると有効になった。民間薬と漢方薬の相違が分かる。
「薏苡仁と漢方処方」の組み合わせで薏苡仁を抗癌剤に置き換えると、抗癌剤と漢方処方の組み合わせになり、抗癌剤が存分に有効性を発揮できる場合もあろうかと思うのです。

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