« 甘露消毒丹(《続名医類案》) | Main | 治則治法の変化球 »

帯状疱疹

病位を見て所主を知り,脈象を察して病性を知る
牛××,男,40歳。
右脇が疼痛して忍び難い,疱疹が出てから4日になる。
医診では帯状疱疹である。
先ず西薬を用いて治療すること3日になるが症状は変わらない,継いで中薬の清熱解毒剤を配用して1日経つが効いていない。
其の証を細審すれば,右側胸脇部に疱疹があり,肋間に沿って分布しており,疼痛忍び難し,舌苔白,脈弦滑。
脈証を綜合して思うに:胸脇は,肝肺が主る所位である;脈弦滑は,痰火の鬱結である。
治には宣肺理肝,解毒化痰するが宜しい。
処方:(柴胡・枳実・桔梗・赤芍・橘葉・青皮・連翹3 瓜蒌5 夏枯草10)36
同時に加用:耳針圧痛点、外関,浅刺,留針2小時。
服薬2剤にして,次の日には諸証が全て消えた。
某医が問う:昼夜兼進すること2剤にして疹退き痛みが消えたが,どうか其の理を明示してほしい。
答えて曰く:経験から云えば但だ解毒するだけでは疹が退いても多くは疼痛が残留する,何故なら:一に化痰していないし,二に活血していないから,いま疹と痛みが倶に消えたのは,恐らくは方中に化痰、活血の薬が共に在ったからであろう。

|

« 甘露消毒丹(《続名医類案》) | Main | 治則治法の変化球 »

治験」カテゴリの記事

Comments

Post a comment



(Not displayed with comment.)


Comments are moderated, and will not appear on this weblog until the author has approved them.



TrackBack


Listed below are links to weblogs that reference 帯状疱疹:

« 甘露消毒丹(《続名医類案》) | Main | 治則治法の変化球 »