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興味深い治験例 慢性気管支炎7

7.肝鬱を見抜けず,治肺ばかりして理肝をしなかった
例如:患者張××,女,成。
哮喘が反復発作して数十年になる,8ケ月前から咳喘が又起こっている,某院で入院治療を半年したが無効で,退院后,中薬を宣肺定喘,降気化痰,納気帰腎 等と配合を変えて百剤も試したがどれも無効だった。
証を細審するに,喘して短気,頻頻と咳嗽し,頭暈目眩,心煩心悸,胸脇竄痛,月経期には尤もひどい,夜間口干,また口苦,食欲不振がある,再び其の病の始まりを尋ねると,月経期間に腹が立つことがあってから重くなった,舌苔白,辺に瘀斑あり,脈は虚弦滑。
しばらく考えてから,心肺倶虚,痰飲内聚,肝木失達,木火凌金の候と弁証した。
益気養陰,疏肝化痰のため,
咳嗽遺尿方加減(柴胡・当帰・白芍・半夏・陳皮・青皮・紫菀・麦冬・党参・五味子・黄芩10)
薬進すること3剤にして,喘咳は減り始め,継進すること40剤にして喘は平定した。
   朱进忠医案 より
※病歴が数十年も経つと治肺ばかりでは間に合わない。

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