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地黄飲子1

 陰陽双補の方、地黄飲子《宣明論方》 (熟地15 山茱萸・石斛・麦冬・五味子・菖蒲・遠志・茯苓10 肉苁蓉15 肉桂・附子・巴戟天10 薄荷1 生姜三片 大棗三个)
応用:舌が強ばり喋られず,足が廃れて用をなさず,口が干くも飲みたくはない,舌苔が浮膩,脈は沈遅細弱の瘖痱の証。
功能:滋腎陰,補腎陽,開竅化痰。
本方の主治である瘖痱証について、「瘖」とは舌強ばりて喋られない事を指す;「痱」とは足廃れて歩かれない事を指す。
この証は下元虚衰,虚火上炎により,痰濁上汎し,竅道を堵塞するためで,劉河間選は滋補腎陰の干地黄を主としている。
王晋三曰く:「飲とは,清水のこと也。方名が飲子となっているのは,煎じ方に法があるからである」。
陳修園曰く:「又微煎すること数沸で止め,諸薬の重濁の味を尽く出させないのは,軽清なら陽分に走り散風するし,重濁だと陰分に走り降逆となるからである。」方中の干地黄を主とし,清水で微煎して飲服させれば,軽清の気を取り,升降し易く,経絡に迅く達し,四肢百骸を流走し,陰陽を交わらせる,故に「地黄飲子」と名づける。
適応証:肝腎虚衰,虚風内動,痰阻竅髄,失語,癡呆,神昏,瘫痪,舌苔薄白,脈沈弦細者。
加減法:若し四肢瘫痪が久しき者は,去熟地、山茱萸、生姜、大棗,加生地15 木瓜10 桑枝15;
若し疼痛して屈伸し難き者は,加首烏・生地・白芍15;
若し神情呆滞,失語耳聾,四肢瘫痪の者は,去巴戟天、熟地、山茱萸,加菖蒲・遠志・木瓜10。
按:本方加減は脳血管障害の后遺症による失語瘫痪癡呆、脳性瘫痪,智力発育不全、脊髄癆 等の肝腎虚衰,虚風内動する者に用いることができる。
   中医临证经验与方法 より
※地黄飲子の驚くべき効果について順次紹介します。
また地黄飲子の以前の記事もあります。

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