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地黄飲子6

その他に地黄飲子が応用されたものを列挙する。
1.筋営養不良症(ロコモ)
筋肉が消痩して力乏しく,よろよろ歩き,食欲不振,腰背がだるく痛む,手指は厥冷する。
それらは腎気虧損の証とみなされ、滋補肝腎・強筋壮骨を以って治法とされる。
 地黄飲子加減(生地30 山萸肉・石斛・麦冬・五味子・肉苁蓉9 附子・肉桂6 木瓜10 巴戟天6)
2.急性脳血管病による昏迷
意識朦朧として醒めず,顔赤く,足が冷える。
それらは下元虚衰,虚陽上浮,痰濁蒙竅の証とみなされ、滋腎納気,化痰開竅を以って治法とされる。
 地黄飲子加減(生地・巴戟天・山茱萸・石斛・肉苁蓉・五味子・肉桂・茯苓・麦冬・附子・菖蒲・遠志・薄荷10)
3.急性脳血管病による失語
口を開かぬ失語症,口から涎水を流し,顔赤く,足が冷える。
それらは腎虚陽浮,痰濁蒙竅の証とみなされ、温腎納気,化痰開竅を以って治法とされる。
 地黄飲子加減(熟地20 山薬・山茱萸・石斛・麦門冬15 茯苓・五味子・菖蒲・遠志・肉苁蓉・附子・肉桂・巴戟天・制南星10 薄荷3)
4.中風による半身不随
瘫痪久しく愈えず,冷やすと更に悪くなる,手足が冷える。
それらは腎気虧損,筋脈失養の証とみなされ、培補肝腎を以って治法とされる。
 地黄飲子加減(生地24 麦冬・五味子・山茱萸・石斛・遠志・菖蒲・附子・肉桂・巴戟天・淫羊藿10 肉苁蓉・木瓜15 薄荷・干姜3)
   中医临证经验与方法 より
※同じ地黄飲子でも匙加減によって様々な応用が開ける。

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