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柴胡と早朝腰痛

柴胡疏肝散については既に発表してあるが、ひとつ大事なことが抜けていました。
『中医治法與方剤』における柴胡疏肝散の主治解説文に「肝気鬱結之脇肋脹痛、胃痛、腹痛、痛経等証。亦治天将明而腰痛者。」とあります。
うっかりすると見逃しますが、“天明腰痛”とはただならぬ表現です。
実は私の妻が嘗てこの早朝腰痛だったことがあります。
朝起きて動き出すとすぐに腰痛は軽快するのですが、寝ている姿勢だと朝方にはいつも腰が痛くなり、うつ伏せにならないと寝ておられなくなるのです。
どう弁証すればいいのか、これには参りました。
陳潮祖先生の解説は次のように続きます。
「腰痛といっても本方が所治するのは平時は痛まず,天が将に明ける時にのみ痛むのが特徴である。これはもう説明するまでもなく外感実邪でもなく,又内傷虚損でもない,すなわち肝気鬱結,気血運行不利によるものである。日中は気血は流通し,通ずれば痛まずだが,夜間の睡眠が気血運行に影響すると,天明時に始めて腰痛を自覚する。この種の腰痛は腰筋緊張と関係しており,肝気、肝血、経脈の三方面から考えなければならない。」
これでハタと分かりました。
※早朝腰痛に悩む人は柴胡疏肝散や逍遥散などの柴胡剤類を試してみてください。

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