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下痢-桂枝湯

中神琴渓医案:
一婦人が下利を患って数年経ち,食が進まず,形体は贏痩し,肌膚は甲錯し,起臥出来ない,医師は時に参、附、訶、罌の類を以って治そうとしていた。
先生は之を診て曰く:百合篇に 陰性の症状なれば,扶陽の法を以って拯(救)うとある。だから大剤の桂枝湯を与えて,覆いて汗を取らしめれば,下利は止る。更に百合知母湯を与え,穀食を調理すれば,漸漸に復原しよう。
按語;下利が日久しくなりて,形体消痩し,肌膚甲錯の証となったのは,乃ち営衛、気血不和の象である。
営衛不和となり,気血が乖乱し,伝導が失常すれば,下利は止らない。
桂枝湯を用いて発汗解肌し,営衛が調和すれば利は止る,これは“逆流挽舟”の一法也。
※中神琴渓は江戸時代後期の古医方派の医者。神霊が憑いているような百合病で下痢をしている場合に、一時的に桂枝湯を与え、下痢が止まったら百合知母湯を与えるという二段構えだが、それが逆流挽舟(邪を外へ出す-開表達邪)の法であるとは中神琴渓も認識していなかったでしょうね。

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