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太陽水飲ー桂枝去桂加茯苓白朮湯

陳修園医案:嘉慶戊辰の年,吏部の謝芝田先生にお会いしました時,頭項強痛,身疼心下満,小便不利を患っておられました。
表薬を服しても汗無く,反って煩し,六脈は洪数でした。
初診では太陽陽明の合病と見なしたのです。
改めて思慮して,曰く:前病は無形の太陽に在り,今病は有形の太陽に在り。
有形の太陽なら小便一利すれば,病気は無形の経気に随って汗解するはずだ。
桂枝去桂加茯苓白朮湯を,一服して遂に瘥ゆ。[《長沙方歌括》1982:76]
按語:頭項強痛が,解表薬を服しても無効だったのは,表証ではなかったからだ,其れは小便不利の一症を観れば分かる,又 心下満は,則ち水気内停の候である。
水邪が膀胱に内停すれば,其の経脈中の陽気は鬱遏する,陽が遏すれば経脈は不利となる,故に頭項強痛、身疼等の外証を現すが,表証に似て実は表証に非ず;水凝気結,裏気不和は,則ち心下満等の裏証を現すが,裏実に似て裏実に非ず。ゆえに本証の汗下は皆宜しくない,利小便の法を用いて,経気を外達させれば愈える。
※無形の太陽病とは寒邪が膀胱経絡にある時、有形の太陽病とは膀胱府に水邪が内停した時。

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