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畏寒-芍薬甘草附子湯

随志化医案:張某,男,40歳,1986年8月21日就診。
時あたかも酷暑盛夏なのに,病者は却って身に厚衣を着て,仍おも寒顫していた。
暑かったので凉を貪り,樹下で夜宿して,朝起きたら悪寒と頭痛を感じ,身痛し,鼻塞流涕となった,
感冒かと思って,APc(アセチルサリチル酸)三錠を購って服したら,小半時の后 大汗淋漓し,うまいことに皆止った。
此れより,気短懶言を覚え,倦怠乏力,畏寒怕冷、倦臥欲被,動くと汗が出,半月しても末だ愈えない。
舌紅く苔白,脈遅で無力。
此れは乃ち大汗のため傷陽耗陰となったものである。
治は扶陽益陰とする。
方薬:白芍12,炙甘草l0,附子15。
服すること2剤で,四肢は温に転じ,汗出は停止し,病は愈えて体は楽になった。[河南中医1988,(5):34]
按語:“汗にて発す”,是れは外感治療の常法だが,汗の出方が無茶苦荼だと,往往にして他証に変る。
本案は発汗太過から,傷陽損陰となり,畏寒伯冷,動けば汗が出る等の症を現した,
芍薬甘草附子湯にて扶陽益陰し救誤したが,方証相対していた,故に良効を獲た。
※最初に麻黄附子細辛湯を服用すべきだったか?

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