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不安腿ー芍薬甘草湯

王明如医案:朱某某,女,45歳,1986年11月30日初診。
ここ4ケ月来両側の小腿に名状し難い酸、麻、脹、痛に似て痛に非ざる感があり,時に抽筋あり,時に触電様感覚がある,静坐して休息している時に反って加重するので,常に拍打したり,按捏してようやく緩解する。
本院の神経科の診断は不安腿綜合征である。
西薬治療が無効で余の処へ来て診を求めた。
両腿の関節の活動は正常で,委中、承山穴を按ずると明らかに酸脹感がある。
頭暈乏力,夜寐不安,納谷不佳,坐立不安。舌淡紅中裂,苔薄白,脈弦。
此れは乃ち肝血不足,筋脈失養による。
柔肝養血,緩急舒筋にて治すべし,
処方:生白芍60,甘草5,5剤。
服薬以后諸証は明らかに改善し,夜も安睡でき,胃納は好転した,上薬30剤を服して痊愈した。[浙江中医雑志 1988,(6):273]
按語:肝は血を蔵し,筋を主る。肝血が不足すれば,筋脈は失養し,四肢は酸楚不適,或いは痛、或いは麻,或いは脹となる。
緩急の剤を作るに,芍薬の用量は大いのが宜しい,一般に不良反応は無い。
※レストレスレッグ(下肢制止不能)症候群」に、芍薬60グラムとは大胆!

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