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噎膈ー小建中湯

魏伝余医案:李某,女.24歳,1987年6月6日就診。
6ケ月前に呑咽梗阻を感じ,食后に嘔吐をする,時に軽く時に重し。
軽い時は,食物が呑みこみ難く;重い時は,おかゆ、水さえ咽下し難い。
胸脇疼痛を伴い,失眠や易怒がある。
某医院の検査では,“賁門失弛緩症(食道アカラシア)”と診断された。
今日は呑咽梗阻と,食后の嘔吐が重くなったので,来院した。
カルテ:面色蒼白,語声低微,倦怠乏力,煩躁易怒,舌質淡嫩,苔少く干,脈細弱。
辨証:中焦虚寒,脾胃失健。
治法:温中補虚,健脾強胃。
小建中湯:桂枝30 白芍60 炙甘草、大棗、生姜10 餡糖100
8剤后,症状は消失し,再び食道のバリウム検査を数回したが,異常は発見されなかった。[四川中医 1987]
按語:中気虚弱で,賁門が弛緩せず,呑咽不能となり,噎膈となった。
是の証にして是の薬なり,小建中湯は脾胃を補益し,中気を建立する,中気の建立を待ちて,呑咽が回復した。
※是の証とは痙攣性のことを指している。昇降作用の薬は用いていない。

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