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痒疹(蕁麻疹)一大承気湯

陸安铝医案:周某某,男,46歳,1973年11月13日診。
魚蟹を食して,当夜 全身に大小さまざまな淡紅色の皮疹が出現し,掻痒忍び難い,発熱、頭暈、納呆、腹痛を伴い、舌紅く苔黄膩,脈弦数である,
蕁麻疹と診断された后,抗ヒスタミン剤等を用いても効なく,大承気湯で攻下する:
 生大黄(后下)・元明粉(冲)12 枳実・制川朴9。
1剤の后,稀便を瀉下し,疹塊は頓時に大いに減った;次の日もう1剤を再進して愈えた。[浙江中医雑志 1983,(1):40]
按語:蕁麻疹の成因は多く,風熱、風寒、飲食、薬物など,皆引き起すことがある。
薬、食による者なら,承気輩が有効である,
尤も熱邪が胃腑に蘊結する者なら更に適宜である,
大抵 瀉后に疹は消える。
【補述】本方が承気と命名するのは,熱結を瀉して,胃気の下行を承順とし,塞者は通じさせ,閉者は開暢させる意である。
正に呉瑭在が《温病条辨》の中で説く如く:“承気とは,胃気なり。胃は腑であるが,体は陽で用は陰である,無病の時には,本系は自然と下降する,今 邪気が中に蟠踞すれば,下降の気を阻み,胃は下降せんとしても叶わず,薬力の助けを借りなければ出来ない,故に承気湯で胃結を通じ,胃陰を救うことにより,胃腑は本来の下降の気を承ける,故に湯名を承気とする。
※食あたりの蕁麻疹には承気湯を! 承気とは胃気下降のこと。

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