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跌打損傷一調胃承気湯

王華穎医案:張某,男,56歳,1990年1O月13日診。
患者は昨日の夕方に揉め事があって木棍で膝部を猛撃されて摔倒し,歩けなくなった。
今日になって診治のためにやって来た。
患者の左膝の肌膚は青紫で,腫脹が重い,圧痛があり,関節の活動は制限されている。
処方:大黄、蘇木、芒硝各60g,甘草30g,水煎して患処を擦洗する。一日3回,毎回30分間。
連洗すること2日,腫は消え痛みは止り,元のように歩けるようになった。[新中医 1993,(3):45]
按語:外傷で,経脈が受損し,血が脈外へ溢れ,肌膚に瘀滞する,故に肌膚は青紫となり,腫脹疼痛する。
大黄、芒硝は活血消腫する,蘇木を加えると祛瘀止痛となる。
《本草別録》に言う甘草は能く“経脈を通し,血気を利す“,上三味と相伍すると,活血祛瘀、消腫止痛の功を共奏する。
報導に拠れば,此の方の煎洗治療は跌打損傷に甚だ効験がある。
※これも外治法として記憶しておきたい。

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