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頭暈(低血圧)一桂枝附子湯

劉新華医案:楊某,男,67歳。
夏に入った后の労累過度と,体質が素から弱かったことで,心陽虚損となり,心血が上栄できず,厳重な低血圧症を引き起した。
カルテ:血圧70/40mmHg。全身乏力,頭重く脚がふらつき,四肢が冷えて脈が弱い。
強壮剤等を使っても療効は無かった。
 桂枝、制附子、炙甘草1Og,大棗4枚。熱湯を注いで,お茶代わりに頻飲させる。
5剤の后 血圧は上升して 110/70mmHg,頭暈乏力等の症は好転し,脈も亦前よりも有力となった。
原方剤の量を半減して,紅棗1Ogを加え,又5剤にて善后を図った,再検査の血圧も穏定している。[浙江中医雑志 1991;(5):200]
按語:本案の低血圧は高齢による気血両虚から起り,又加えて労倦の后に,清陽不升となり,血行が悪くなったものである。
治は桂附に非ざれば,功を達せられず,異病同治の理により,辛温助陽通絡の桂枝附子湯にて治した。
然し高齢で体が虚しておれば,峻剤に耐えず,故に開水泡冲(熱湯を注ぐ)の法に改めて,重薬を軽くし,気を取って味を舎てさせ,且つ頻頻と飲服することで,薬力を持続させ,終に良効を獲た。
報導によれば,本方による低血圧治療は効果が確かなようである。
※黄耆などの升提薬ではなく、桂附の補陽薬を使った例です。

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