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利湿熱治腰痛案

余は嘗つて董翁なる者を治した,年は六旬を過ぎているが,資禀は素は壮であったが,火酒を飲むのが好きで,湿熱が太陽に聚り,忽ち腰痛を病んで堪えられず,殺して欲しい程だというから,其の甚しさは知れる。
余が之を診ると,六脈は洪滑が甚しく,且つ小水が不通で,膀胱が脹り急している。
遂に大分清飲に,黄柏、竜胆草を加えて一剤を投じたら,小水が頓通し,小水が通ると腰痛が消えた。
按:陽旺の躯だと,火酒の毒は多くは熱化する。
湿熱が絡を阻み,腰部が病を受け,疼痛が生じたものである。
"湿滞が極まり忍びがたきは,速かに清火するが宜しい,寒凉の何が悪い?"
大分清飲の寒で清熱し,苦で燥湿し,湿熱が分消すれば,腰痛は霍然として愈える。
丹渓の教えに従うならば加味二妙丸が湿熱痺証を治す事になり,此の案と異曲同工である。
附:大分清飲:茯苓,沢瀉,木通,猪苓,梔子,枳殻,車前子。
 《紹派傷寒名家 験案精選》張景嶽医案 より

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