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傷風が太陽に入る

春温治案七則-1
春に傷風にかかり,頭痛と鼻塞,身熱があった,人は太陽の傷寒と謂うが,誰も傷風が太陽に入らんとしている事を知らない。
春の傷風は,皮毛に在りて肺に入る,鼻は肺の竅,故に不利となる。
風が肺に入って散らなければ,金気は揚らず,清粛の令は失われ,必ず邪は太陽に移入する,膀胱は邪が入るのを恐れて,堅く其の口を閉ざし,水道は行らなくなる,水が下通しなければ,火は上炎して,頭は自ら痛む,故にこれは太陽に伝経した傷寒では決して無い。
法は肺風を散ずるのが宜しく,膀胱路が通ずれば,身熱は自ら退く。
 舒肺湯:桔梗・茯苓3 甘草・花粉1 蘇葉0.5 桂枝0.3。
二剤で痊愈した。
鐸按:専ら肺に入りて風邪を散ず。
風が有れば必ず痰を生ずる,痰が有れば必ず火が有る,妙は花粉を用いて消痰すれば火も又解する事にある,桂枝、茯苓は膀胱口を開き,邪を引いて膀胱に直走させ下泄する,肺が邪を移そうとするから,機に随って用いたのである。
 紹派傷寒名家験案精選 陳士鐸医案より

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