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腎火燥と腎水燥

燥症治案五則-2
陽物が挙らぬのに,強いて入房し,精を消耗した,すると二便が牽痛となり,数しば圊に至るも便するを得ず,便をしようとすればするほど痛み,痛めば更に便がしたくなる,人は腎火燥と謂うが,誰も腎水燥だとは知らない。
腎中に水が無ければ,火は旺んにならないし,火が無ければ,水は生じない。
老年は水火が両衰する,故に閉関して戦わないのが宜しい,中年ともなれば縦に精を竭さんと欲すると,火は水に随って流れる,此れでは病むのは免れない。
疾を慎み関を閉じれば,延年することが出来る。
腎に精が多くないのに,又暢泄すれば,精は已に涸竭する,陰が無ければ大小腸は通ぜず,二腸は干燥する,両方から奪われれば,双方で牽痛する。
上流に泉源が無ければ,下流では必ず沢が竭きるだろう,便を下せば,上は愈いよ燥痛し,下が痛めば,上は愈いよ燥き急となる。
腎水を大補し兼ねて腎火を補うのが宜しい,水は火を得れば生じ易し。
 潤涸湯:熟地二両 白朮・巴戟一両。
鐸按:方用の熟地は真陰を滋し,巴戟は真陽を助ける,妙は補陽して仍お補陰するに在り,陽が生ずれば陰も長ずるから,陽が強くなることはない。
二味で腎の水火を補っても,それだけでは通達はできない,腎気は二腸に入らない,故に白朮を加えて腰臍を利せば,前后が通達し,干燥することもない。
 紹派傷寒名家験案精選 陳士鐸医案より

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