参蘇飲を見直す
参蘇飲といえば気虚外感の代表方だと安易に考えやすいのですが、気虚だけでなく意外と応用が広い。
処方中の紫蘇葉は辛温で風寒の邪を発表するだけでなく、調肝理気(肝鬱を解く)の作用もある。
参蘇飲や香蘇散の紫蘇葉は風寒を外散するだけでなく,又能く醒脾化湿もする。
紫蘇葉は外では表邪を解き,内では気滞を疏し,また芳香化湿の品でもあり,一薬で三種の作用を具備する。
この気滞肝鬱というのが非常に多いことに注意したい。
自分には肝鬱なんて無いと思っていても、それが案外あるのです。
風邪が長く治らない時には参蘇飲を使ってみるのも一法です。
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