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鬱『医学天正記』5

 鬱『医学天正記』4 の続き
(今上皇帝)御脈結濇にして食消せず
胸膈の間に御気鬱滞り時々嘔啘せり
調気湯 八解 に莎 宿 査 を加え 姜を入れる
胸内煩悶に 芩 門 竹茹 を加える 間に 砂 安神丸 を用いる
嘔啘未だ止まず 安胃湯 大藿香散 その間に養胃丸 小粒 50丸を用いる
嘔啘半ば退き 養胃丸を日に三次用いて 前剤を止む
嘔啘の過半は減ず 二陳に連 梔 を加え 或いは莎 宿 或いは麹 蘗 或いは参 朮 出入加減す
その間に養胃丸を用いる
十一月中旬に至りて平服す
叡感の余り白銀一千一両を賜る 十二月二日
十月の末に予は膏盲に灸をせんと欲すと奏上す
九条殿 一条殿 近衛殿に旧記を尋ねる
御答えは旧記に無きと雖も 艾灸を以て本復とす
医師 奏するに上の旨分明なり 灸治されるべしと
一条殿 鷹司殿の御答えは 旧記に無しといえり
故に灸す能わず
 ※天皇の御身体に艾灸をするのは禁じられているようです。
 七味調気湯《中薬臨床応用》(青皮、香附子、木香、藿香、烏薬、縮砂、甘草)
 八解散《和剤局方》(人参・白朮・茯苓・陳皮・半夏・藿香1両、厚朴2両、甘草1両、生姜、大棗肉)
 朱砂安神丸《内外傷辨惑論》(朱砂 黄連 生地黄 当帰 甘草)
 安胃湯《万病回春》(白朮・白茯・山薬・当帰・陳皮・半夏・藿香、黄連・蓮肉、人参・縮砂、甘草、生姜、大棗、烏梅)
 香砂養胃丸《慈禧太后医方選議》(木香,砂仁,白朮,陳皮,茯苓,半夏,香附子,枳実,白荳蔻,厚朴,霍香,甘草)

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