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久咳

張磊医案:孫某某,女,47歳,1970年来診。
小さい頃より40年間も咳嗽が続いている。
毎年秋の末に発作が始まり,冬季がひどく,夏季は収まっている。
発作期間中は昼軽く夜重い,ひどくなると眠れなくなる。
痰が多くて稀薄,喉が痒い。顔色はよい。
この数十年間に一般の治咳薬はみな用いたが,どれも効果がなかった。
その時、陳修園の《医学実在易》の治咳論中にあった言葉をふと憶いだした。
“胸中の支飲による咳に,経方以外の奇方を求めるよりも,まず小柴加減法で,津液を通調してみると良い。“
 小柴胡湯(柴胡・半夏・黄芩・党参・五味子9 甘草6 生姜9 大棗4枚)
上方を1剤服したらすぐに安睡できるようになり,4剤服した后に咳嗽の大半は去り,継服数剤にして咳は止った。
(河南中医学院学報1979;<3>:1)

按語:本案のような治療は,沢山本を読んだ人でなければ出来ないことだ。当今の疑難雑症治療の模範となる,よくよく玩味すべきである。
 ※少陽三焦の津気の運行逆乱により,肺気が宣降を失して,咳嗽を作す場合がある!
小柴胡湯2

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