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切り花と人の死

《難経》の八難に曰く「寸口の脈が平なのに死ぬ者があるのは,何故か?」と黄帝が質問する。
これに対して扁鵲は「寸口の脈が平なのに死ぬ者とは,生気が独り内で絶しているからだ。」と答えます。
この問答について、岡本一抱は『医学切要指南』で次のように解説しています。
「たとえば切り花は、生気が内に絶しているものです。水に入れれば枯れないのは、寸口の脉が平ということです。人身が死ぬときは、先天が尽きて後天がついに尽きる場合と、後天が尽きて先天が最後に尽きる場合があり同じではありません。」※
胃気が絶えて終末期を迎えた病人が、胃瘻を付けたり点滴をしたりして延命を図るのは、先天が既に「独り内で絶している」のに後天を維持し続けている場合に相当します。

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