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内経知要3

◆陰陽応象大論
 陰陽応象大論論に曰く。能く七損八益(女子は七の倍数、男子は八の倍数でそれぞれ盛衰する)を知るときは、二者(陰陽)を調う可し。此れを用うるを知らざるときは蚤(はやく)衰の節(しきり)也。

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内経知要2

素問四気調神大論
 素問四気調神大論に曰く。春三月、此れを発陳(木の芽立ち)と謂う。天地供に生じ万物以って栄ゆ。夜(よわ)に臥し蚤(はや)く起き、広く庭を歩み、髮を被(こうむ 解く)り、形を緩(ゆる)くし、以って志(ゆとりの心)をして生ぜしむ。生かして殺すこと勿れ。予(あた)えて奪うこと勿れ。賞して罰すること勿れ。此れ春気の応。生を養うの道なり。之に逆するときは、肝を傷(やぶ)り、夏 寒変(陽気不足)を為す。長(生長)を奉(う)けつぐ者少し。

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術後てんかん

頭骨内静脈奇形手術後の眩暈・てんかん発作治療
『中医臨床』v37-3(2016年9月) 丁元慶 治験報告No.29

患者:男性,18歳(高校3年生)
初診日:2014年2月11日
【主訴】5年前から発作性の頭痛・眩暈・ひきつけがある。
この半年で眩暈が顕著に悪化した。時に耳鳴りを伴い,嘔吐はない。発作時には真っ直ぐに立っていられない。

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内経知要1

1  昭和53年に出版されたのを買ったものの、長い間そのまま書棚に置いたままになっていました。固苦しくて難解で、古臭くて役に立たないというのが最初の印象でした。以来、40年が経ちました。それが何と、今は読みたくて堪らなくなったのです。私の精神内部で何かが変わってきたのでしょう。今やっと昔の漢方医たちが読んだと同じ気持ちで読めそうです。やはりこれが原典で、すべてはここから始まっているのです。

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緊張型頭痛2

清熱・通絡・安神による緊張型頭痛治療
『中医臨床』v37-2(2016年6月) 丁元慶 治験報告No.28

患者:40歳,女性
初診日:2010年10月20日
【主訴】患者は毎日8時間以上パソコンを操作している。2年ほど前から両側の太陽穴部位に脹痛が現れるようになり,持続時間も長い。悪心や眩暈を伴うことが多く,ひどくなると睡眠や仕事にも影響が及び,精神的にも不安定である。頭部・頸部に顕著な接触痛・圧痛がある。

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緊張型頭痛

開鬱怡神・調和営衛による緊張型頭痛の治療
『中医臨床』v37-1(2016年3月) 丁元慶 治験報告No.27

患者:女性,35歳。
初診日:2011年1月11日
もう10年もほとんど毎日頭痛が続いている。寒くなったり緊張したり疲れると顕著に現れます。左腕が痛んで,その痛みが手の甲まで及ぶことがあります。胃が痛くなったり,右の下腹部が痛くなったりします。ときどき動悸がしたり耳鳴りがしたりします。口の中がとても苦く感じ,朝起きたときが顕著です。

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産後の片頭痛

養血・柔肝・安神による産後の片頭痛(血虚肝旺証)治療
『中医臨床』v36-4(2015年12月) 丁元慶 治験報告No.26

患者:女性,38歳
初診日:2010年4月27日
8年前に出産し,その後間もない産褥期の頃から,頭の右側に拍動性の頭痛が起こり始め,その後は毎月1〜2回頭痛がします。

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麻黄附子細辛湯-寒痺

寒痺(坐骨神経痛)
陳明光医案:游某某,男,53歳。
患者は体質が弱いのに,寒湿地帯に居たため,腰や大腿骨から下肢に及んで激痛がして忍び難く,冷えると重くなり,夜には更に酷くなり,もちろん歩けない,脈は沈細渋,舌質は淡で、辺縁に瘀点あり,陰寒の症候である。

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麻黄附子細辛湯-嗜睡

嗜睡
江克明医案:施某某,男,21歳,1978年3月18日初診。
神倦のまま嗜睡すること十月余り,頭暈や頭脹があり,元気が振わず,常に消沈の感あり。
毎日早晨になるも昏睡から起てず,呼べども醒めがたい,昨日は午後になってようやく醒めたが,床上に遺尿していた。

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麻黄附子細辛湯-咳嗽

【方薬】麻黄6 細辛3 附子9
【原文】少陰病,始得之,反発熱,脈沈者,麻黄附子細辛湯主之。(301)
【解説】本方は太・少両感証を主る。少陰陽虚の人が,寒邪を感受して,発熱・悪寒・無汗・脈沈を特徴とする。

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麻黄附子細辛湯?

花粉症やアレルギー性鼻炎や感冒に麻黄附子細辛湯を第一選択として使う例が後を絶ちません。これは本来の漢方からは懸け離れた使用の仕方です。
このまま放置しておくと漢方を正しく普及したり発展する上で妨げになるので敢えて苦言を呈することにしました。

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痰熱生風証の頭脹痛

清熱化痰・熄風通絡による痰熱生風証の片頭痛治療
『中医臨床』v36-3(2015年9月) 丁元慶 治験報告No.25

患者:男性,28歳,山東省沂南県出身
初診日:2008年9月17日
【主訴】5年も頭痛が続いている。毎回発作の前には,痛みがある方の反対側の物がぼやけて見える。頭痛の部位は一定しておらず,右であったり左であったりするが,痛みはおもに脹痛である。

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肝肺同病・金不制木

ある人が風邪をひいて、二三日後には咳がひどくなり、脇腹まで痛くなった。咳は肺で、脇痛は肝の部位である。すなわち「肝肺同病」である。
標本に分ければ、肺が本で、肝は標である。肺を治せば肝も治るだろう。
これは「金不制木」による脇腹です。治法は「清金制木法」によって両臓を治します。

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王琦教授のアレルギー治療7

各論
3)アレルギー性紫斑病
王教授によれば,この現象は「熱毒が血に入る」ということであり,清熱涼血を基本としながら,清熱解毒を強化するとよいという。
臨床においては,『金匱要略』の升麻鱉甲湯に倣い,升麻・鼈甲2味を使用する。

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王琦教授のアレルギー治療6

各論
2)湿疹
皮膚に痒みのあるものは,蒺藜・地膚子・白鮮皮などを加え,涼血消風する。
滲出はおもに湿熱のための症状であるので,路路通・冬瓜皮・苦参・徐長卿・白茅根などの清熱燥湿薬と清熱利湿薬を加える。
びらんはおもに熱毒のための症状であるため,黄芩・馬歯莧・草河車・土茯苓などの清熱解毒祛湿薬を加える。

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王琦教授のアレルギー治療5

各論
2.皮膚のアレルギー疾患
その基本病機は「熱の血分への潜伏」であり,全体的な治則は「清熱涼血」であり,主方は「四草四皮湯」で,薬味は紫草・茜草・甘草・墨旱蓮・冬瓜皮・白鮮皮・牡丹皮・地骨皮であるという。

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王琦教授のアレルギー治療4

各論
3)咳喘息
非典型的な哮喘であり,おもな症状は,咳嗽が持続し発作を繰り返す・痙咳嗽であり,通常は夜間と早朝に悪化し,はっきりした炎症はなく,痰の喀出を伴う。
外邪による証候ははっきりしないが,基本治則は「清瀉肺熱,降気化痰」である。

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