« 麻黄附子細辛湯? | Main | 麻黄附子細辛湯-嗜睡 »

麻黄附子細辛湯-咳嗽

【方薬】麻黄6 細辛3 附子9
【原文】少陰病,始得之,反発熱,脈沈者,麻黄附子細辛湯主之。(301)
【解説】本方は太・少両感証を主る。少陰陽虚の人が,寒邪を感受して,発熱・悪寒・無汗・脈沈を特徴とする。

麻黄で太陽の寒邪を解し,細辛で少陰の寒邪を温め,附子で温経扶陽する。三薬相合して,扶陽の中にも解表を促進し,解表の中にも陽気を傷つけず。

咳嗽
医案:男性,30余。感冒咳嗽を患い,遷延して愈えず。
体温37.5℃,喉痒咳嗽,痰白く稀薄で少量,容貌は憔悴し,声嗄れして微か,困倦して嗜臥す,舌淡で薄く潤った白苔あり,脈は沈弦にして尺部のみ独り浮く。
脈証を分析すれば,風寒が少陰に入っている。
“少陰病始めて之を得る“という証候ではないが,これは少陰病の証に疑いなし。
ゆえに麻黄附子細辛湯を用いて,二剤を服すると,微熱は退き,咳は止り声が出るようになった。

按語:風寒が少陰に侵入して,肺気が上逆して咳嗽となるのは,太少両感の証なり。
《張氏医通》に説く:“暴唖となりて声が出ず,咽痛が卒然として起り,咳せんと欲して咳する能わず,無痰であるかまたは,清痰が上に溢れ,脈多くは沈緊,或いは反対に数疾となると,大寒が腎を犯している,麻黄附子細辛湯で温め,并せて蜜制附子を咥えよ,決して寒凉剤を軽用してはならない。”
 傷寒名医験案精選 より

|

« 麻黄附子細辛湯? | Main | 麻黄附子細辛湯-嗜睡 »

治験」カテゴリの記事

Comments

Post a comment



(Not displayed with comment.)


Comments are moderated, and will not appear on this weblog until the author has approved them.



« 麻黄附子細辛湯? | Main | 麻黄附子細辛湯-嗜睡 »