内経知要5
◆金匱真言論
素問金匱真言論に曰く。平旦(朝)より日中に至る。天の陽、陽中の陽也。
日中より黄昏に至る。天の陽、陽中の陰也。
合夜より鶏鳴に至る。天の陰、陰中の陰也。
鶏鳴より平旦に至る。天の陰、陰中の陽也。
夫れ人の陰陽を言うときは、外を陽と為し、内を陰と為す。
人身の陰陽を言うときは、背を陽と為し、腹を陰と為す。
人身の蔵府中の陰陽を言うときは、蔵を陰と為し、府を陽と為す。
肝心脾肺腎の五蔵を皆 陰と為し、胆胃大腸小腸膀胱三焦の六府を皆 陽と為す。
故に背を陽と為し、陽中の陽は心也。背を陽と為し、陽中の陰は肺也。腹を陰と為し、陰中の陰は腎也。腹を陰と為し、陰中の陽は肝也。腹を陰と為し、陰中の至陰は脾也。
※天の陰陽にあわせて人の陰陽がある。
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