内経知要8
◆根結編
霊枢根結編に曰く。一日一夜五十営(営気が昼は二十五回、夜に二十五回、合わせて五十回、全身を循環するのを五十営という)。以って五蔵の精を営(ととの)う。
数に応ぜざるを、名づけて狂生と曰う。
所謂五十営は、五蔵皆気を受く。
其の脈口(寸口は脉の大会する場所、手の太陰の脉動する所)を持ち、其の至を数う也。
五十動(脈拍)にして一代(一回止まる)する者は、以って常と為す也。
以って五蔵の期を知る。之を予(かぞ)えて短期(四十動、三十動など)なるは、乍(たちま)ち数 乍ち疎(まばら)也。
※人の一回の呼に脉は三寸流れ、一回の吸に三寸流れる。つまり一回の呼吸定息で、脉は六寸流れる。 人は一日一夜に全部で一万三千五百回の呼吸をし、脉は全身を五十回循る。《難経鉄鑑》
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