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内経知要4

■巻二 陰陽
◆陰陽応象大論
 素問陰陽応象大論に曰く。陰陽は天地の道也。万物の綱紀、変化の父母、生殺の本始、神明(生命)の府也。治病には必ず本を求む。
故に陽を積みて天と為し、陰を積みて地と為す。

陰は静にして陽は躁なり。
陽は生じ陰は長ず。
陽は殺し陰は蔵(かく)す。(過ぎれば逆転する)
陽は気を化(化生)し、陰は形を成す。
寒極まって熱を生じ、熱極まって寒を生ず。
寒気は濁を生じ。熱気は清を生ず。
清気下に在るときは、飧泄(泄瀉)を生じ、濁気上にあるときは、䐜脹(胸満 腹満)を生ず。
清陽は天と為り、濁陰は地と為る。
地気上って雲と為り、天気下って雨と為る。故に清陽は上竅(涙涕)に出で、濁陰は下竅(大小便)に出る。
清陽は腠理(汗)に発し、濁陰は五蔵を走る。
清陽は四肢を実し、濁陰は六府に帰す。
水を陰と為し、火を陽と為す。
陽は気(香気)と為り、陰は味(五味)を為す。味は形に帰し(から始まる)、形は気に帰す。
気は精に帰し、精は化に帰す。精は気を食(ふく)み、形は味を食む。化は精を生じ、気は形を生ず。
味は形を傷り、気は精を傷る。(過ぎれば逆転する)
精は化して気と為り、気は味を傷干す。
陰味は下竅に出で、陽気は上竅に出る。
味厚き者を陰と為し、薄きものは陰の陽為り、気厚き者は陽と為す。薄きものは陽の陰と為す。
味厚き(大黄)ときは泄し、薄き(沢瀉 猪苓)ときは通ず。気薄き(紫蘇葉 麻黄)ときは発泄し、厚き(烏頭 附子)ときは発熱す。
壮火の気は衰え、少火の気は壮なり。
壮火は気を食み、気は少火を食む。
壮火は気を散じ、少火は気を生ず。
陰勝つときは陽病み、陽勝つときは陰病む。
陽勝つときは熱、陰勝つときは寒。重寒するときは熱、重熱するときは寒。
寒は形を傷り、熱は気を傷る。気傷るれば痛み、形傷るれば腫る。故に先ず痛んで後腫れるは、気が形を傷る也。先ず腫れて後痛むは、形が気を傷る也。
喜怒は気を傷る。寒暑は形を傷る。
天は西北に不足す。故に西北方は陰也。而して人の右の耳目は左の明らかなるに如ざる也。
地は東南に満たず。故に東南方は陽也。而して人の左手足は右の強きに如かざる也。
陽の汗、天地の雨を以って名づく。陽の気、天地の疾風を以って之を名づく。

※陰陽は万物の綱紀なり、ゆえに治病には必ず本(陰陽)を求む。

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