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乳癌

乳腺癌の発生は情緒と密切な関系があり,根本病機は気虚血弱・冲任二脈の空虚・気血運行失常から,冲任失調・気滞血瘀・聚痰醸毒となり,乳中に凝結するものである。
虚実夾雑・本虚標実であるため扶正祛邪を并施しなければならない。
治療原則は温陽扶正・疏肝解鬱・補益冲任となる。

乳腺癌基本方:炮附子30(先煎) 肉桂6~10 鹿角膠15(先煎) 仙霊脾15 干姜6 当帰・枸杞子・柴胡15 白朮12 芍薬15 黄芪20 人参6 地黄12

(一)辨証分型治療
乳腺癌の早期は肝気鬱結から始まり,其の后 気滞血瘀の症状が出現し,気血鬱滞が,長引くと熱を生じ,陰毒旺盛となり,更には気血虚衰となる。
しかし其の根本は陽気虚であり,本寒標熱証である。

4証型

1、肝気鬱結型
治法:温陽扶正,疏肝解鬱,佐以活血化瘀
方薬:乳腺癌基本方+青皮、枳殻、八月扎、香附子
如し血瘀明顕なら,再+橘絡、絲瓜絡、路路通、王不留行子

2、冲任失調型
治法:温陽扶正,疏肝解鬱,調理冲任
方薬:乳腺癌基本方+青皮、香附、亀甲、菟絲子、補骨脂、八月扎

3、毒熱蘊結型
治法:清熱解毒と温陽扶正を并施
方法:乳腺癌基本方-温陽薬物+清熱解毒薬物(蒲公英、半枝蓮、白花蛇舌草、菊花)

4、気血虧虚型
治法:温陽扶正,補気養血
方薬:乳腺癌基本方+八珍湯 or 香貝養営湯
痛甚者+乳香、没薬、三七粉(呑服);紅腫潰爛者+草河草、鳳尾草、蒲公英、紫草、醒消丸(呑服);出血甚者+阿膠、地楡炭、蒲黄炭;心煩不寐者+茯神、棗仁、遠志

以上の諸型に更に+象貝母、海藻、海浮石、山慈菇、牡蛎(化痰軟堅薬物)

(二)専方験方
1、協定乳癌湯(青皮、陳皮、生牡蛎9 瓜蒌、絲瓜絡、蒲公英、麦芽45 玄参15 山甲珠、柴胡、川貝母6 金銀花15)

2、乳腺癌湯(山東省腫瘤防治研究所)(小茴香6 柴胡・香附・木瓜・青皮・陳皮・菟絲子・茘枝核・生地・枸杞子・鬱金・巴戟天・鼈甲・沢瀉・赤芍・阿膠・当帰10 山薬15 白蔻殻3 蒲公英15 甘草10)

3、馬氏内消乳癌方(白僵蚕、白芍、当帰、香附、川貝母、連翹、青皮、橘葉、柴胡、沢蘭、蒲公英、全瓜蒌、羚羊角、毛慈菇、蜀羊泉)治乳癌初起。

(三)外治方外敷薬
1、雄黄、老生姜 等分。
雄黄を等量の老姜内に入れ,陳瓦上で,火焼して金黄色になったら,研末して備用する。
腫塊の表面に外敷して,2~3日ごとに換薬する。
2、乳香、没薬、五倍子60 鴉胆子(去殻)20,を搗爛して醋250にて,火熬して膏と成し,白布上に外敷し,2日ごとに換薬する。
 乳腺癌中医治疗 より

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