« 内経知要18 | Main | 顔面神経麻痺 »

内経知要19

◆至真要大論
 素問至真要大論に曰く。
辛甘は発散して陽と為す。酸苦は涌泄して陰と為す。鹹味は涌泄して陰と為す。淡味は滲泄して陽と為す。
六者は或いは收め或いは散じ、或いは緩め或いは急し、或いは燥し或いは潤し、或いは耎(なん)に或いは堅に、以って利する所をして之を行らし其の気を調えて其れを平ならしむる也。

寒なる者は之を熱し、熱なる者は之を寒し、微(軽病)なる者は之に逆し(逆治)、甚なる者は之に従い(正治)、堅なる者は之を削り、客(やど)る者は之を除き、労する者は之を温め、結する者は之を散じ、留まる者は之を攻め、燥く者は之を濡(うるお)す。

急なる者は之を緩め、散ずる者は之を收む。
損する者は之を益し、逸する者は之を行らし、驚く者は之を平にし、之を上(吐)にし之を下(痢)し、之を摩し之を浴(ゆあみ)し、之を薄(せ)め之を劫(おびやか)し、之を開き之を発し、事に適うを故(もと)と為す。

逆は正治し(寒証には寒薬を)、従は反治し(寒証には熱薬を)、少(薬味数)に従い多に従い、其の事を観る也。
熱は寒に因って用い(熱薬寒用)、寒は熱(寒薬熱用)に因って用い、塞は塞に因って用い(塞因塞用)、通は通に因って用い(通因通用)、必ず其の主とする所(症状)を伏して、其の因る所(原因)を先にす。

其の始まるときは(薬効は)同じく、其の終るときは異なり。
積は破らしむべし、堅は潰(ついえ)しむべし。気は和せしむべし、必ず已えしむべし。

諸 寒えて熱する者は之を陰(補陰)に取る。熱して寒える者は之を陽(補陽)に取る。所謂る其の属を求める也。
夫れ五味胃に入り、各々喜んで攻(おさ)むる所に帰す。酸は先ず肝に入り、苦は先ず心に入り、甘は先ず脾に入り、辛は先ず肺に入り、鹹は先ず腎に入る。

久しうして気を増す。物化の常也。気増して久しければ(逆効果となり)、夭(わかじに)の由(もと)也。

|

« 内経知要18 | Main | 顔面神経麻痺 »

古典」カテゴリの記事

Comments

Post a comment



(Not displayed with comment.)


Comments are moderated, and will not appear on this weblog until the author has approved them.



« 内経知要18 | Main | 顔面神経麻痺 »