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陽虚による煩躁もある

《傷寒論》第69条:"発汗し,若しくは下し,病いがなお不解で,煩躁すれば,茯苓四逆湯が主る。"
ここの煩躁とは裏の陽虚のことである。
誰でも煩躁は熱性であると思っているが,煩躁には陽虚のものもある。
《傷寒論》第61条:"昼日煩躁して不得眠だが,夜は安静になる",これは陽虚による煩躁である。

医案:騰某,男,58歳。
水気病を患い,一身浮腫し,手足は発冷し,精神が煩躁不安に,大便は溏薄,小便は短少,六脈は皆沈,舌胖で苔白滑。
脾腎双虚,気化不行による"陰水"の証である。
茯苓四逆湯を七帖投じて,三帖を服するや小便涌くが如く,手足は温転し,病の半分は愈えた。
真武湯にて善后して痊えた。
 劉渡舟『医論医話100則』より

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