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小柴胡湯+淡豆豉・荊芥・薄荷

小柴胡湯は少陽病を治す和解の処方として知られているが、和解とは何をどうするのか?
太陽から少陽へと転じようとする邪気を、逆に少陽から太陽へと戻すのが和解(透出)である。
それが『傷寒論』101条の「復た柴胡湯を与えよ,必ず蒸蒸として振い,復た発熱し,汗出でて解す」の意味である。
それならば小柴胡湯に「透表の薬を佐として加えて効果を高め,回復時間を短縮すべきである。」と更に論を進めることが出来る。

~引用~
1.「蒸蒸而振,復発熱汗出而解」にみられる臨床上の智恵
天津中医薬大学中医学院傷寒教研室 張国駿

一例:姓が白という患者が半月前に悪寒発熱し,身体が痛み,鼻が詰まり,中成薬と西洋薬(不詳)を服用したところ,身体痛と悪寒の症状は消失したものの, 発熱が続くため,当院に来院した。
診察時,発熱(38.4℃),倦怠感,食欲不振,二便順調, 睡眠正常。舌質淡紅,舌苔薄白,脈細数であった。
これは,邪気が少陽に侵入し,正気と闘い,それゆえ正気が消耗されたものである。
そこで, 小柴胡湯加味(透表作用を持つ淡豆豉・荊芥・薄荷を加える)3剤を投与した。再診時,患者は服薬後微かに汗が出て,2服して熱が下がり,3服して癒えたと言った。
 『中医臨床』v40-2 より

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