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習慣性流産

清陽下陥,陰火上乗土位

症例:酒某,女32歳,徐水県人。
毎回妊娠するごとに三ケ月ほどすると,きまって流産する,もう三回目だ。
今度の懐孕は三月前に,また腰痠腹墜となり,出血と多目の白帯があり,流産の兆だと思われる。
脈は滑で無力,舌質淡で苔白,飲食少なく,四肢は疲倦で,懶くて動けず,もはや諦めなければならないのか。

脾虚湿盛,清陽不升の証である。
中気が不足するので,胎元が固まらず;下は湿滲のため,帯下淋漓となっている。
治療には補脾升清が必須である,去湿固本すれば,胎気は安んずるだろう。

補中益気湯加減:白朮30 黄芪・党参12 炙甘草・当帰・炒杜仲・続断9 柴胡・升麻3

三剤を服して白帯は減少し,腰腹の下墜は明らかに軽減した。

同方+阿膠珠・艾炭10 として,又服すること三剤で,血は止り胎は安んじ,終に分娩まで持った。
 劉渡舟『医論医話100則』より

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