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内経知要32

◆経脈編
 霊枢経脈編に曰く。
手の太陰の気絶ゆるときは、皮毛焦(かわく)。
太陰は、気を行らし皮毛を温むる者也。故に気栄えざるときは、皮毛焦く。
皮毛焦くときは、津液皮節(真皮)を去る。津液皮節を去るときは、爪枯れ毛折(やぶ)る。毛折るるときは、毛先ず死す。
丙(の日)には篤(はなはだし)く丁に死す。火金に勝つ也。

手の少陰の気絶ゆるときは、脈通ぜず。脈通ぜざるときは、血流(めぐ)らず。血流らざるときは、髦(たれがみ)の色沢(うるお)わず。
故に其の面黒きこと漆柴の如きは、血先ず死す。
壬に篤しく癸に死す。水火に勝つ也。

足の太陰の気絶ゆるときは、脈 肌肉を栄えしめず。脣舌は、肌肉の本也。
脈栄えざるときは、肌肉輭(やわらか)し。肌肉輭かなるときは、舌萎(な)え人中満つ(浅くなる)。人中満つるときは、脣反(そ)る。脣反るものは、肉先ず死す。
甲に篤く乙に死す。木土に勝つ也。

足の少陰の気絶ゆるときは、骨枯(おとろ)う。
少陰は、冬の脈也。伏行して骨髄を濡(うるお)す者也。
故に骨濡わざるときは、肉著(つ)くこと能わざる也。骨肉相い親しまざるときは、肉 輭卻(弛緩)す。肉輭卻するが故に歯長くして垢(けが)る。髮沢い無し。髮沢無きは、骨先ず死す。
戊に篤く己に死す。土水に勝つ也。

足の厥陰の気絶ゆるときは、筋絶ゆ。厥陰は、肝脈也。肝は、筋の合也。筋は、陰器に聚る。
而して脈は舌本を絡う也。故に脈栄えざるときは、筋急(せま)る。筋急まるときは舌と卵(睾丸)に引く。
故に脣青く舌巻き卵縮むときは、筋先ず死す。
庚に篤く辛に死す。金木に勝つ也。

五陰の気倶に絶ゆるときは、目系転(反転)ず。
転ずるときは目運(うつ)る(白目になる)。目の運るは、(腎の)志先ず死す。志先ず死するときは、一日半を遠ざけて死す。

六陽の気絶ゆるときは、陰と陽 相い離る。
離るるときは腠理発泄し、絶汗(洗うが如き)乃ち出ず。
故に旦(あした)に占(うかが)えば夕に死す。夕に占えば旦に死す。

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