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六和湯3

高熱治験

孫某,男,16歳。
1998年6月の上旬に麦を収穫している中に発熱、悪寒、頭蒙 等が出現した。
体温39.4℃のところ,村医がアスピリン肌注をして,体温は少し退いた。
その后 抗生物質とステロイド剤の静注を3日間して,体温はやや下降したが,依然として38.5℃~39℃の間である。
第5日目に我が院へ来た。
症状:発熱、悪風寒、咽痛、食欲不振。
舌質は紅赤,苔薄く黄膩,脈は浮数。

暑邪内伏の証で,風寒を外受し,暑が寒により閉ざされた証である。
治療は 祛暑解表,清熱化湿。

六和湯加味(藿香・香薷10 砂仁5 厚朴花10 白扁豆30 茯苓15 炒杏仁10 青蒿30 連翹15 生甘草10 生姜5 大棗3枚)水煎服。

2日で3剤を服用する。
其の父の言うには、服薬後30分ほどして,全身から汗が出始め,約1時間の后には,大汗となり,体温が36.8℃に降り,3剤を服し終わると,熱は退き症状は除かれた。

按:此れは暑湿に間違いない。
傷気の症ではないので,人参、白朮は用いない;未だ耗陰傷筋していないので,木瓜は用いず,また温燥の半夏は不用である;青蒿で辛凉透達させ,連翹で肌熱を透し,更に夏月の麻黄である香薷を加えて,在表の風寒を汗にして散らせる。
此のようにして腠理の閉を開き,内伏の暑湿に外透の機を与えれば,自然に汗が出て熱は退く。

 中医六和湯使用経験 より
※夏風邪に間違っても葛根湯や麻黄湯などを使ってはならない!

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