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臓腑別通4

4.腎と三焦は相通ず
《霊枢・本臓》に説く:腎は三焦、膀胱と合する。三焦に両系統あり,一つは肺脾腎を中心とする三焦の気化系統で:上焦の気化は肺にあり;中焦の気化は脾にあり;下焦の気化は腎にあり,腎は又三焦気化の本源である。
三焦のもう一つの系統は心肝腎を中心とする三焦の相火系統で、心は君火で上焦にあり,肝は相火をもち中焦にあり,腎と命門は相火で下焦にある。

腎は一臓で水火を相い兼ね,両系統は皆 腎を本とする。腎は又 陰陽水火の臓にして,水火両系統は疾病の過程で相互に転化するが,多くは疾病の后期に出現する。これは両系統がみな腎を根源とする為で,久病は腎に入り,腎は水火陰陽を兼ね臓し,身体の総枢だからである。
臨床では腎病の治療には三焦を考慮しなければならず,三焦の治には腎を考慮しなければならない。
例えば少陰の四逆は腎陽虚であり,治療に四逆湯を用いるが,方中には附子があり下焦の腎陽を温め,干姜があり中焦の脾陽を温め,甘草は上焦の心陽を温め,三焦の陽を皆治している訳だ。

更に腎と三焦が通じている事が分かるのは,三焦経の五輸穴である関冲、液門、中渚,陽池、支溝、天井は,みな水(腎)と関係があり,董師は腎炎の治に中白、下白を常用し,浮腫の治にも中白、下白を用いている。
此の外に,三焦経の中渚は腰痛を治すのに有効だし,還巣は不孕を治し,これらの穴位は三焦経上にあり,また臓腑別通によって補腎を発揮する。
什麼是臓腑別通? より

無名指にある指腎穴は能く口干腎虧を治すし,董老師の奇穴 還巣は不孕を治すが,この穴位は三焦経上に在る。是れも亦 三焦と腎が通じているから作用を発揮するのである。
杨维杰:脏腑别通论 より

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