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臓腑別通3

3.心と胆は相通ず
《素問・霊蘭秘典論》に説く:心は君主の官,神明出ず……胆は中正の官,決断出ず。胆と情志は繋がっており,人体の精神意識思維活動の領域中で,かなりの役割を果たしている。
心は血脈を主り,胆は消化を助ける,心は君火を主り,胆は相火を主り,胆の排泌する精汁は,三焦の升降を主り痰湿の形成と密切に相関する。其の功能が失われると,血脂升高や心血管病(冠心病、心絞痛、心肌硬塞、心律失常等)になる。

心病を胆から論治すると,小柴胡湯、温胆湯で冠心病、心絞痛、心律失常を治療する報導が多く,小柴胡湯、温胆湯で失眠を治すのも大変有効である。
また胆病を心論から治すには,瓜蒌薤白半夏湯で慢性胆嚢炎を治療すれば一定の効果がある。
胆心同治にて心臓病や胆病を治療すれば,其の療効は単純に胆や心を治すよりも効果が高い。

胆経の風市を針刺すれば失眠、心臓病や胆嚢炎を治す効果が好い。
心経の神門を針すれば胆虚心怯を治すのに有効であり,此の外の奇穴で心経上にある眼黄穴は能く眼黄を治す,これらはみな心と胆が通じている治例である。
什麼是臓腑別通? より

心経の解穴(少府)は祛風止痒に特効がある。諸瘡痛痒は皆心に属すと説くけれど,心と胆が通じているので,胆経が能く祛風をするのも有効の原因である。風市は各種の疼痛を治療する第一の特効針である。
杨维杰:脏腑别通论 より



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