« 臓腑別通4 | Main | 臓腑別通6 »

臓腑別通5

5.肝と大腸は相通ず
肝は疏泄を主り,二便を協調する作用がある。大腸の伝導は全て肝気の疏泄に頼る。
呉鞠通は脇痛、中燥、単腹脹等の医案中で,みな肝の協調二便作用を使っている。
前陰は肝経が循行する部位で肝に属し,主治は小便だが,大便を疏すことで肝と大腸が相い通じている事を意味する。

例えば,鳥梅丸が主治する久痢は,湿熱に属し痢疾久しくして已まず,木鬱横土で,肝の疏泄が不暢となり,下利して裏急后重になっている。
白頭翁湯の証もまた肝(木)鬱土中で,湿熱が腸間に鬱踞し,土に因る木鬱である,木が鬱すれば更に土は困する,此の時に調肝疏木して初めて有効である。白頭翁湯は陽明熱毒を清解して肝気を疏泄することで利を治す。
四逆散加薤白もまた能く痢を治すが,両者は前陰の病を治すのにも亦頗る有効である。盖し前陰の病の多くは湿熱に属し肝経に属するからである。

大腸経の曲池穴を針治すれば血圧を降し肝陽上亢の証を治し,各類の頭暈治療に皆有効である。奇穴の霊骨は大腸経にあり頭暈を治すのに有効である。
木穴は大腸経上に在り,能く肝経の疝痛を治す。其の他 大、小、外、浮間は皆 大腸経上に在り,みな能く疝痛を治す。
肝経の太冲穴を針すれば能く腹中痛瀉を治す,これらはみな肝と大腸が通じていることの応用である。
什麼是臓腑別通? より

肝の疏泄作用が大腸の伝導を促進します。逆に肝気が通じない場合は,大腸を疏通すれば,肝気を暢達させることができます。たとえば重症の肝炎を治療する場合,通便清熱泄毒の法を用いれば,明らかに致死率を低下させることができます。
『中医臨床』v40-3 、旴江(くこう)医学より

|

« 臓腑別通4 | Main | 臓腑別通6 »

漢方」カテゴリの記事

Comments

Post a comment



(Not displayed with comment.)


Comments are moderated, and will not appear on this weblog until the author has approved them.



« 臓腑別通4 | Main | 臓腑別通6 »