傷寒-桂枝湯
医案五
青年,淋雨にあい,半夜寒戦して,噴嚏,清涕,頭身疼痛ありて,体温は39.5度。
自分で解熱鎮痛薬を両片服して,始めて汗が出た。
朝起きたがまだ頭身に疼痛あり,熱粥を服し,汗が出て,体温は38度。
桂枝湯を与える。
《傷寒論》原文:太陽病,頭痛し,発熱,汗が出て,悪風するに,桂枝湯が之を主る。
【評語】
桂枝湯は中風と傷寒を弁別しない。
ただ頭痛、発熱、汗出、悪風の四証だけで用薬したが,此れで方証辨証は出来ている。
郝万山讲《伤寒论》之医案总结 より
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