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鼻蕈(はなたけ)

鼻ポリープは良性腫瘤であり,西医は原則として手術切除をするが,術后に極めて再発し易く,多くの患者は数回の手術を経ることになる。
鼻蕈は肺、脾、肝の功能失調が元で,気滞、血瘀、痰凝により,贅瘤が形成される。

消瘤基本方:天花粉、浙貝母、木饅頭、仙鶴草、炒荊芥、山慈菇、生白芍、桔梗、生甘草

臨床応用
①肺気失宣,痰湿阻滞
治法:宣肺理気,化痰散結
基本方+藿香、陳皮、白芷、生苡仁
外邪が侵入して,滞って去らないため,肺は宣通を失し,気機不暢となり,津液は凝滞し,痰湿が内阻する。
若し湿熱が偏甚で,膿涕が多く,鼻塞が重ければ,+皀角刺、黄芩

②脾虚失運,痰湿積聚
治法:健脾益気,化痰散結
基本+太子参、茯苓、炒白朮、淮山薬、熟米仁
脾気虚弱で,運化が失司すると,痰湿が内生し,経絡に凝滞し,結聚して贅瘤となる。
参、朮、苓、山薬で健脾益気,培土生金すれば,肺気は宣暢でき,后天の本たる脾気は旺盛となり,気血が生成充沛し,正気が溢れ,祛邪外出せしめる。

③肝気鬱結,血瘀痰凝
治法:疏肝解鬱,理気化痰
基本方+夏枯草、白蒺藜、柴胡、白僵蚕
情志不遂で,肝気鬱結し,木不疏土となれば,脾は健運を失し,肺脾気滞となり,血瘀痰が凝結して贅瘤となる。

④陰虚肺燥,鼻竅失養
治法:養陰潤燥
基本方+北沙参、天冬、麦冬、玄参、旱蓮草、女貞子、百合
素体が肺腎陰虚だと,鼻竅は失養し,陰虚火旺となり,津液を灼煉して痰となし,気道不暢で,痰瘀が互結し,瘤が贅生する。或いは術后に気血耗傷となり,鼻竅の肌膜が濡養を失う。
张重华(五)鼻蕈 より
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※木饅頭とはイチジクの仲間で大崖石榴(オオイタビ)の実、味甘・性平、破血・消腫・散毒の作用がある!

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