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鬱熱傷陰の慢性胆嚢炎

案4、王××,男,51歳,1998年3月9日初診
慢性胆嚢炎の病歴が4年で,時々発作がある。
この半月来 右脇が隠痛し,右肩背に酸痛や困重があり、食欲不振,少し食べただけで脘痞作脹する。胃鏡検査で異常はない。
超音波検査の所見は胆嚢壁が稍厚く、ボンヤリ映り,結石の影はない。
初診:口干して粘り,朝起に口苦,面色は萎黄,大便は干結して数日に1回,小便色黄,舌苔薄黄,脈弦細。

西医診断:慢性胆嚢炎。
中医辨証:肝胆気鬱,化火傷陰。
治法:疏肝利胆,養陰和胃,

胆寧湯加減(茵陳・虎杖12 鬱金9 生大黄6(后下) 白芍12 麦冬2 黄芩9 佛手6 生山楂10 緑萼梅9) 毎日1剤,水煎服

服薬6剤の后 大便が暢通し,諸症は減軽した。
まだ神疲乏頭暈、晨起の口苦がある。

2診:原方-大黄,黄芩,+何首烏・枸杞子12

服用14剤の后 症状は完全に消失し,食欲正常,油膩を食しても何も不適はない。

按:肝胆気滞,升降失調で,脾胃の運化功能にまで影響している。
邪鬱化熱傷陰,故に初診では理気養陰と同時に,小量の大黄にて通腑し,大便通暢を待った后すぐに大黄、黄芩を減去し,過燥傷陰を避け,并せて柔肝の品を加重した。
朱培庭 医案 より

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