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鼻渊2

老中医張重華の医理験案験方

1、周×× 男 17歳。
初診:1993年7月15日。双鼻塞がり、膿涕を流すこと3年,冬日は尤も甚し,頭額脹痛を伴い,嗅覚が減退している。
検査では双鼻腔の粘膜に慢性充血あり,双鼻中道の后端に積膿がある。舌苔は根に黄膩あり,脈細。
弁証:肺胃蘊熱,痰湿内生,壅塞鼻竅
治法:清肺和胃,利湿化痰

逐渊湯加減1(藿香・陳皮・丹皮・丹参9 米仁30 白芷9 天花粉・生黄芪12 皀角刺・蚤休9 桔梗4.5 生甘草3) 7剤。

再診:薬后に鼻涕は減少し,鼻の通気が改善した。夜間に仍お鼻塞あり,大便がゆるい。舌根は黄膩,脈細。
上方-皀角刺,+川芎6 路路通・炒白朮9 七剤。(川芎、路路通を加入して活血通竅を増強する)

三診:鼻塞が好転し,稍や涕あり,色黄。検査で右中道に少しばかり黄涕あり。
治法:清肺化痰,利湿排膿
上方+黄芩9 敗醤草12 14剤。

四診:薬后に鼻塞なし,涕少,大便回数増多。苔根稍や膩,脈細。
上方-敗醤草,+防風・炒白芍9 茯苓12 14剤。

2、張××,男,20歳。
初診:1999年12月3日。眉間痛むこと2~3年,冷風に遇うと痛み,鼻涕を流すが,量は少ない,平時は畏寒怕冷,食欲あり,便調う。
検査では双側の鼻粘膜に慢性充血あり,舌胖,尖紅,脈弦。
弁証:肺気虚弱,腠理疏松,風寒外侵,滞留して去らず,寒が血絡を阻む。
治法:益気固表,温肺散寒,和営通絡。

逐渊湯加減2(桂枝3 炒白朮12 藿香・陳皮9 生白芍・天花粉12 白芷・蚤休・川芎9 牡蛎30(先煎) 延胡索9 桔梗4.5 生甘草3) 7剤。

再診:薬后に眉間痛は好転し,苔が少し剥げている。
上方-桂枝、白朮,+桑葉・制黄精12 北沙参9。14剤。

三診:眉間痛は消え,たまに血涕あり。
上方-延胡索,+仙鶴草15 旱蓮草12。14剤。

按:本例の眉間痛は風冷に遇うと発し,他にも肺気虚寒の徴象を兼有する,故に逐渊湯加減に桂枝湯を合せた。
张重华文章选录 より

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