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蕁麻疹の四型

急性蕁麻疹の治療の鍵:湿性は黏滞で,陰邪なるゆえ気機を阻滞し易く,気血が瘀滞するので,活血薬として当帰、川芎、赤芍を加える。
慢性蕁麻疹は気血不足,衛外不固,そこへ風邪を感じて発病する。外邪は先ず皮毛を侵犯するが,久しくなれば肺気は虚し,皮膚の腠理は疏松となり,衛外不固となる。
脾は肌肉を主り,水湿を運化するが,脾虚失運となれば,水湿の運化は失常し,湿邪が停滞し,蕁麻疹となり纒綿として愈え難く,発作を反復する。本病治療の要めは祛湿、活血、祛風の処理にかかっている。

外感風寒:風冷に遇うと加劇,暖を得ると緩解。
治法:活血祛風,燥湿透表。
解表消疹湯(李振華)(当帰・川芎10 赤芍15 羌活10 荊芥8 防風6 地膚子15 蒼朮10 白鮮皮12 甘草6)

外感風熱:熱に遇うと加劇,冷に遇うと減軽。
治法:活血祛風,清熱祛湿。
透表消疹湯(李振華)(当帰・川芎10 赤芍15 荊芥8 薄荷10 地膚子・白鮮皮・地骨皮15 浮萍24 菊花12 甘草3)

腸胃湿熱:消化道症状を伴う,食欲不振,腹脹,腹痛,大便干或いは溏泄,甚しければ悪心嘔吐,全身乏力。舌苔黄膩,舌質紅,脈象滑数。
治法:活血祛風,健脾燥湿。
燥湿消疹湯(当帰・川芎10 赤芍12 荊芥・防風8 地膚子15 蒼朮・黄柏10 広木香6 甘草3)大便秘結+大黄10;大便溏泄+炒薏苡仁30,沢瀉12

気血虚弱:淡紅色の風団,多年不愈,遇風、遇冷即発,或いは労累后に発作,全身乏力,心慌気短等の症状。舌苔薄白,舌質淡,脈象細弱。
治法:補気健脾,活血祛風。
補気消疹湯(黄芪30 党参15 白朮10 茯苓15 当帰・川芎10 赤芍12 羌活10 防風4 地膚子15 甘草3)
荨麻疹分型辨治 より
※浮萍(ウキクサ)  辛、寒、軽浮。肺膀胱経に入り、発汗利水の品。発汗作用は麻黄に匹敵する。(但し麻黄は温で是は寒である) 利水作用は通草より勝る。暴熱身痒者の肌表の風熱を疎散する。

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